長渕剛に憧れて⑤

小さなライブハウスのオーディションにも

うからず、、、悶々と毎週を過ごす。

 

そんなある日、

 

オーディションで新しい試みをしてみた。

 

歌の途中で朗読をするといったもの。

 

歌の途中~~

 

私こそは

 

花の都に飛んで来ましたはぐれ鳥

 

六尺たらずの五尺の体で

 

刺せば監獄、刺されば地獄のこの街

 

そう、東京~

 

tokyooooooooooo! 

 

とちくるってとうきやう!

 

などと叫んで

 

そのライブハウスからは

 

サヨナラするつもりだったが、

 

なんと合格。

 

昼の部、出演の切符を手に入れたのだ。

 

その時の店長の一言

 

「さっぱりわかんないけど、将来性にかけたよ」

 

喜んでいいのかわからなかったが、嬉しさのあまり、近くの井の頭公園で歌ったよね~

 

歌うよね~

 

ギャラリー0

 

でも叫ぶよね。

 

さっきの朗読と叫び、ためしにやってみた。

 

すると白髪の老人が立ち止まる。

 

「いまの自分で考えたんか?」

 

へべく