長渕剛に憧れて⑥

話しかけてきた老人は

ボロボロのジーンズにヨレヨレのシャツ。

 

そう、ホームレス風の…

 

ホームレスだ。

 

オイラ「最近上京してきて、長渕剛になろうと思うんです。」

 

ホームレス(以後H)「そんなら、乾杯うとうとみんかい」

 

 オイラ「あ、乾杯苦手でスミマセン、、、カラスなら、、、」

 

H「なんじゃ、乾杯も歌えんのに長渕剛になれるかいな笑、そしたらな  演歌ば歌わんかい!」

 

どこかで聞いたようなフレーズだなと気にしながらも、、

 

オイラ「…演歌ば、歌えんです、、」

 

そしたらホームレス風のHは僕の髪のつかみ

、オイラの身体を蹴る、蹴る、そしてまた蹴る。

 

これどっかで見たシーンでしょ。

 

でもこれが実際に再現される街。

 

花の都、大東京。

 

そんなホームレス風のHがオイラの熱心なファンになるなんて知るよしもなかった。

 

へべく